大分市が8月18日、漫画家の宮下あきらさん作画による戦国大名・大友宗麟のポスターを製作した。
宮下さんは、男たちの根性や友情劇を描いたヒット作「魁(さきがけ)!!男塾」などで知られる漫画家。
イメージ画は2012年12月に市誕生100年市民企画として豊後府内の姿を再現し、若い頃の大友宗麟が山口よりフランシスコ・ザビエルを府内に招き歓待した史実に基づき戦国時代より始まった国際的な「豊後のおもてなしの心」をクリスマスのお祝いで表現した「フェスティビタス・ナタリス・in Bungo(ブンゴ)」でも展示された。
原画は、大分市で歴史文化財関連の事業を手掛ける藤井さんの会社に宮下さんが個人的に寄贈した。宮下さん、藤井さんの協力により今回のポスター化での使用は無償。市が他の事業で使用する場合も「基本的には使用料は考えていない」という。
藤井さんは「市のPRに有効に活用して欲しい。大分の地域活性化に役立ててもらえれば」と話す。
大分市観光課の加藤さんは「大友宗麟公とその時代をPRする事業『大友宗麟プロモーション』に力を入れている。NHK大河ドラマ軍師官兵衛でも24日放送分から九州に舞台を移す。この機会に大分を盛り上げることができれば」と期待を寄せる。
ポスターは竹町通り商店街や大分市観光協会加盟店、公共施設などに設置している。