
大分空港(大分県国東市)で4月13日、「大分ハローキティ空港」の「開港」セレモニーが開かれた。
大分ハローキティ空港開港セレモニーには200人以上が詰めかけた
大分県とサンリオエンターテイメント(東京都多摩市)が取り組む大分観光キャンペーンの一環。大阪・関西万博(4月13日~10月13日)の期間に合わせて同社の人気キャラクターを空港の愛称に使い、国内外からの観光客誘致、サンリオキャラクターパーク「ハーモニーランド」(日出町)の知名度アップなどを図る。
国内線ターミナル1F到着ロビーに横約7メートル・高さ約1.7メートルの「風呂桶キティ」フォトスポットを設置。ターミナル内外を大型の看板やキャラクターをデザインした旗などで飾る。搭乗口と旅客機を結ぶ橋の左右外側にもキャラクターを配し、到着エリアは歓迎用のタペストリーで装飾。2階の売店ではクッキーやキーホルダーなどの限定グッズも販売する。
セレモニーには佐藤樹一郎大分県知事、サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長、大分航空ターミナルの髙橋強社長らが参加。それぞれが頭に「ハローキティ」のカチューシャを付け、テープカットなどに臨んだ。髙橋社長は「キャッチフレーズの『世界でいちばん、あたたまる空港』を目指し、キティちゃんの手を借りながら、大分に来られる皆さんに新たな魅力をPRしていきたい」とあいさつした。
会場には県内外から200人を超えるファンらが来場。テープカット時に「ハローキティ」「マイメロディ」「クロミ」が登場すると大きな歓声が上がった。大分市から来場した20代女性は「物心ついた時からのファンで、空港のあちこちにキティがいるので幸せ。日本だけでなく世界のキティラーに見てほしい」と話した。
キャンペーン中は、県観光公式SNSでハーモニーランドなどの観光情報をインバウンド向けに発信。7月下旬から大分空港~杵築駅~ハーモニーランド間でシャトルバスの運行を予定する。9月3日~5日は大阪・関西万博会場の大分県ブースにハーモニーランドのPRコーナーを設置。10月13日は自転車競技「マイナビ ツール・ド・九州2025」との連携イベントも実施する。空港内外のラッピング装飾第2弾は7月の予定。