
大分県玖珠町の「万年山(はねやま)」(1140メートル)で現在、ミヤマキリシマの花畑が見頃を迎えている。
テーブル状の台地(メサ)が上下に重なる「2重メサ」と呼ばれる山容が特徴。登山道は舗装部分も多く、登りやすい山としても人気を集めている。
ミヤマキリシマは九州各地の高原に自生するツツジの一種。吉武台側からの登り道と、はなぐり登山道の8合目付近に約5ヘクタールの群生地があり、毎年5月にピンク色や赤紫色の花を咲かせる。
5月27日現在でほぼ満開。はなぐり登山道に広がる通称「お花畑」では色合いが異なる花々の共演が見られた。由布市から訪れた50代女性は「天気も良くて本当にきれい。心が洗われるよう」と話していた。