由布市内の神楽座が持ち回りで勇壮で美しい舞を披露する「由布院温泉神楽 月一の奉」が4月11日から、由布市湯布院公民館(由布市湯布院町川上、TEL 0977-84-2604)で開催される。
月1回、由布市の神楽をメーンに来年の3月まで開かれる同イベント。大分県は九州の中でも神楽が盛んな県の一つ。中でも由布院温泉がある由布市内には10社以上の異なる神楽座があり、200年以上前から伝わる神楽もある。
県内外から多くの観光客が訪れる由布院温泉。「神楽という伝統芸能をより多くの方に知ってもらい、由布院の夜のエンターテインメントとしてお客さまに楽しんでもらおう」と由布院温泉観光協会と由布院温泉旅館組合が2008年から始めた。
公演は毎回3部構成で、初めの30分は旅館経営者ら約10人から成る「盆地ボーイズ」が歌と踊りで会場を盛り上げる。メーンの神楽公演後には同温泉の特産品「由布院焼酎」などが当たる抽選会もある。
由布院温泉旅館組合事務局長の安部さんは「全国、海外など宿泊のお客さまメーンにリピーターも少しずつだが増えてきている。伝統の郷土芸能をぜひ楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。「盆地ボーイズや抽選会もかなり盛り上がる。最初から最後まで楽しめるイベントになれば」とも。
20時開場、20時30分開演。入場料500円(小学生以下無料)。由布院温泉旅館組合加盟施設の宿泊客は100円引きになる。10枚つづりの回数券は3,000円。