宇佐市安心院で捕獲された突然変異のアマガエルが6月5日、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市神崎、TEL 097-534-1010)に寄贈され報道関係者に公開された。
正式名称ニホンアマガエルは日本列島・朝鮮半島・中国大陸に分布する。体長は2~4センチほどで、メスの方が大きく通常オスは4センチ以下といわれている。体色は背中側が黄緑色や灰色で、腹側が白色。梅雨時に鳴き声や姿も多く見られる。
捕獲されたアマガエルは全長約3センチのオス。体色は青色。石和宗高さん(62)宅の庭で発見された。「発見したとき、こんなカエルもいるのかと驚いた。珍しいと思い多くの人に見てもらいたいと思って捕獲した」と振り返る。
同館の今井謙介さんは「突然変異は10万分の1の確率といわれている。自然豊かな土地柄の大分では毎年1~2回は発見される。突然変異のきれいな青も、長くて半年程度しか保たない。展示している水族館も珍しいので、ぜひ多くの方に珍しい生きものを見に来ていただければ」と来館を呼び掛ける。館内2階のワンダーゾーンで6月6日より、一般向けに展示する。
開館時間は9時~18時。入館料は、大人(高校生以上)=2,200円、小人(小・中学生)=1,100円、幼児(4歳以上)=700円。