ホルトホール前いこいの道広場(大分市金池南1)で7月18・19日、県内の人気ラーメン店16店が集まる「大分ラー麺’Sフェス」が開かれる。主催は大分ラー麺’S倶楽部。
2011年6月に「大分のラーメン好きが集まるコミュニティーを立ち上げたい」と代表の田村将治さんが企画し立ち上げた同倶楽部。年々グループメンバーが増え1500人を超えた際に「大分のラーメンを盛り上げるイベントができるのではないか」と約1年前から企画し開催にこぎ着けた。現在のメンバー数は約4150人という。
市内で「トラの夢」など3店舗を経営する「エピソード1」代表の塩月英生さんは「約1年半前の誕生日に田村さんから突然花束を贈られ驚いた。ラーメンに対する熱い思いなどを感じた」と振り返る。その後、塩月さんも田村さんの誕生日に花束を贈るなど意気投合し、ラーメンについて話す中で県内店主4人が集まる機会を設けイベントの構想を練った。
田村さんは「参加店を集めるために多数の店舗に声を掛けた。こだわりの職人と話をする中で怒られる事もあったが、やっとここまで来た」と振り返る。「それぞれがこだわりを持って運営しているので当たり前。『頑固親父』でかっこいいと感じた」と話す。
当日の参加店は、単独参加=六盛、グループ内コラボ=「太一商店×馬力屋×味噌乃家×香」の4店、店舗コラボ=「池田屋×結(ゆわん)」「壱丁目ラーメン×ラーメン浅野2号」「一刀竜×うしお」「ダイニングKiRARA×おめでたい・トラの夢・一骨屋」「はぐるま×大分ラー麺’S倶楽部」の計16店が参加する。7ブースで展開するメニュー価格はいずれも500円。
塩月さんは「普段はどの店主も1番を目指している。店主同士コラボする中にもお互いの秘伝を明かさずにうまく作り上げ、意外にもシンプルなラーメンができた。他店と共同で考える中で大分のラーメンのレベル向上につながっていると感じた」と話す。
「大分ラーメンと言われてピンと来る人はいないと思う。店舗間がコラボレーションするなど通常では考えられない事が現実になった。全メニューでよい『化学反応』が起きている。これまで大分に無かった味を楽しめるのでは」と期待を寄せる。「イベントを機に『大分ラーメン』が全国にとどろくラーメンになる事を目指して頑張りたい」と意気込む。
開催時間は10時~20時。入場無料。