大分市の中心市街地で現在開かれている「おおいたトイレンナーレ2015」のガイドツアーが9月19日から始まった。
おおいたトイレンナーレ2015ガイドツアーで作品を見る参加者
7月18日から実際に使えるトイレを使用した全国初の芸術祭として始まった同イベント。「ひらく」をコンセプトに16組のアーティストによる計14カ所の民間店舗や公園のトイレを作品・展示会場にするほか、ワークショップや演劇公演、パフォーマンスなども開かれ中心市街地に賑わいを演出している。
会期終了が間近となり「作品の良さと街の歴史や由来などを伝えたい」と事務局スタッフ・山出淳也総合ディレクターが同行する「ガイドツアー」を企画した。8作品を約2時間かけて作品の解説と共に案内する。
実行委員会事務局の佐藤栄介さんは「作品の紹介、地域の商店街を一緒に歩くことでトイレアート作品の素晴らしさと共に街の良さも伝えられる。市内の人でも『知らなかったことが多かった』という声もありアンケートの評価も良い」と自信を見せる。「ディレクターツアーでは作品の意図なども細かく紹介する。作品と街の関わりなども知ってもらえれば」とも。
岡山県倉敷市から大分に初めて訪れたと言う山田さん・森さんは「アート作品だけでなく街や商店街のことも知ることができた。古いものと新しいものがうまく交わっている商店街が印象に残った。県立美術館や別府のアートイベントなど大分は面白い」と話す。
開催時間は14時~16時ごろ。参加無料。参加希望者は大分駅府内中央口広場の大友宗麟像前に集合する。空き状況により当日参加も受け付ける。問い合せ・申込みはインフォメーション(TEL 070-5410-0335)に電話などで受け付ける。今月23日まで。