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大分で初捕獲「青いカニ」、水族館・うみたまごで一般公開 命名「幸せの青いカニ」

うみたまごに展示されている「幸せの青いカニ」の説明をする同館の田中さん

うみたまごに展示されている「幸せの青いカニ」の説明をする同館の田中さん

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 大分の国東(くにさき)半島北部で捕獲された「青いカニ」の一般公開が9月19日、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市神崎、TEL 097-534-1010)で始まった。

「幸せの青いカニ」正面画像

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 発見されたカニは分類名「十脚目ガザミ」。体色は通常甲羅は黄色がかった茶色をしていて食用としても親しまれ、「ワタリガニ」とも称される。北海道から台湾まで分布し、波が穏やかな内湾の推進30メートルほどの砂泥底に生息する。

 体長は甲羅の幅で約15センチ、重さ380グラムで雄の個体。全身青色で足には通常個体と同様の白い水玉模様が見られる。「甲殻類では本当に珍しい。お客さまからも見たことないと言われる」と同館の田中理子(みちこ)さんは話す。

 7月30日に国東半島北部、香々地(かかち)の羽迫さんの刺し網で捕獲され、大分県農林水産研究指導センターに寄贈。8月3日に同センターより同館に寄贈された。青色が特徴の個体に田中さんが「幸せの青いカニ」と名付けた。

 エビやカニの体色は、主に殻に含まれるカロテノイドと呼ばれる色素の量によって決まるが、「生まれ持っての体色か餌などの環境で青色になったのかは分からない。全国的にも捕獲例が少ない。脱皮すると体色が変わる可能性も考えられる」という。

 田中さんは「青は『幸運を招く色』と言われている。本当に珍しく美しい青いガザミを実際にうみたまごで見て幸せな気持ちになってほしい」と来館を呼び掛ける。個体が青色を保つまで展示を続けるという。

 開館時間は9時~18時。入館料は、大人=2,200円、小人(小・中学生)=1,100円、幼児(4才以上)=700円。

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