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大分県立美術館開館記念展vol2「神々の黄昏」、九州初公開作品も

グスタフ・クリムト 《ヌーダ・ヴェリタス》 1899年オーストリア演劇博物館 Theatermuseum, Vienna

グスタフ・クリムト 《ヌーダ・ヴェリタス》 1899年オーストリア演劇博物館 Theatermuseum, Vienna

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 大分県立美術館OPAM(大分市寿町2、TEL 097-533-4500)で10月7日、同館の開館記念展vol2「神々の黄昏」の概要が発表された。

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 「五感で楽しむ」「出会いによる新たな発見と刺激」をコンセプトに4月24日にオープンした同館。地上3階、地下1階で、延べ床面積は約1万8000平方メートル。設計はプリツカー賞を受賞した坂茂(ばんしげる)さん。総事業費は約100億円。

 開館記念展の第2弾は「神々の黄昏 東西のヴィーナス出会う世紀末、心の景色、西東」、19世紀末、ウィーン分離派の画家として知られるグスタフ・クリムトの代表作の一つである「ヌーダ・ヴェリタス(真実の裸身)」を展示。2004年の兵庫県立美術館での展示から約7年ぶりに国内での展示で九州では初めて。そのほか、宇佐神宮所蔵の重要文化財「天福寺 木造菩薩立像」など計約130点の展示を予定している。

 同館の宇都宮さんは「クリムト作品の中でも一見の価値がある」と話す。「テーマにもある『女神達の黄昏(たそがれ)』この組み合わせで展示されるのは当館ならでは。1章、2章、3章、それぞれの空間の違いを感じて楽しんでもらえる展示になる」と期待を寄せる。「大分の歴史、文化を違う角度から見ることができるはず。会期中には美術館から市外に出るイベントも用意する。多くの方に参加していただければ」とも。

 会期は10月31日~1月24日。開館時間は10時~19時(金曜・土曜は20時まで)。チケット前売り料金は、一般=1,000円、大学・高校生=600円、中学・小学生=400円。期間中、国際シンポジウムや宇佐神宮などでのワークショップ、ピアノコンサートなどのイベントも予定している。

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