ホルトホール大分(大分市金池南1)小ホールで11月26日、「おおいたITフェア」が始まった。
「大分の中小企業にIT活用のヒントを得てもらうこと」を目的に開催された同イベントは今回が3回目。主催は公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所(東春日町、TEL 097-537-8180)。
展示ブースには、23社が商品などを展示、全31社が参加する。ロックス・カンパニーは、試着室の鏡のような画面の上で素材として取り込んだ写真画像の洋服を次々に試着できるリアルタイム仮装試着システム「バーチャルファッション2.5D」を展示。実際に体験もできる。
今年9月に話題となった、終戦前に台湾で教師だった106歳の日本人女性と当時の台湾人教え子らの約80年ぶりの再会を支援したブイキューブは、あまり見られない映像と音声と資料の共有を一つの画面でできるサービスを強みに、遠隔の会議システム、遠隔教育などを提案する。
体験コーナーでは感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper(ペッパー)」とのコミュニケーションや、3Dプリンターの印刷などを体験することができるほか、ドローンの実物とドローンを飛ばした際の映像なども展示し、性能を体感することができる。ITコーディネーターによる相談窓口なども設置。
ホルトホール内にある会議室では、「マイナンバー時代の情報セキュリティー対策」「最近のサイバー攻撃の動向と対策方法」「未来を切り開くドローンの可能性」「中小企業におけるスマートフォン・タブレットのビジネス活用」など時代の動きに沿ったテーマを中心に、2日間にわたって15のセミナー・講演を行う。
同法人の足立郁(かおる)研究企画部長は「ドローンの展示や、ペッパーくん、3Dプリンターなどの楽しい体験コーナーも用意している。企業だけでなく、お子さまなど、広く一般の方にITを楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。入場無料。今月27日まで。