大分市は、郷土料理「とり天」の魅力を全国に発信するため、とり天PRソング「好きっちゃ!とり天」(7月公開)の制作に引き続き同楽曲のミュージックビデオを配信し反響を呼んでいる。
ミュージックビデオ(以下MV)を手掛けたのは、多くのアーティストMVのディレクションを手掛けた県出身の映画監督、高木聡さん。「好きっちゃ!とり天」の制作にボーカルとして参加したメンバーを含む、大分のご当地アイドル「SPATIO」「Chimo」「Niimo」「PEAKL」の4グループから13人が出演。大分県民になじみ深い、ガレリア竹町やかんたん港園、高崎山などを舞台に「好きっちゃ!とり天ダンス」を披露している。
7月に開催された「オオイタ・鶏ビアン」のオープニングセレモニーで初披露し、市民から「とってもかわいい歌とダンス、もっといろいろな場所で披露してほしい」と好評を得た。MV公開後1週間で再生回数1000回を超える反響を呼んでいる。
大分市商工農政部観光課の高橋裕子さんは「まずは市民に『大分って言えば鳥天だね』と思ってもらえるよう、地元のスーパーにお願いして曲を流してもらったりしている。『この歌なんだろう?』と思ってもらったりして、それから徐々に県外の人にも広がり『大分に行って鳥天食べたい』と思ってもらえれば」と話す。
高木聡監督のほか、作詞作曲を手掛けたシンガー・ソングライターの古城康行さん、振り付けを担当したコレオグラファーの都めぐみさん、応援団長を務めるお笑い芸人のえとう窓口さん(W エンジン)など、大分市で生まれさまざまな場所で活躍する人たちが「とり天応援団」として名を連ね、「大分市」と「とり天」のPRに力を注いでいる。
MVは、大分市の公式動画チャンネル「いいやん!おおいた」とシティプロモーションサイト「VIEWWING」で公開。MVのほか、ストーリー仕立てになったショートムービーも公開している。大分市では今後、観光大使の指原さんを起用したCM制作を予定している。