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大分・三井住友銀行に巨大モザイクアート 学生中心に13万2千枚の色紙貼り合わせ

三井住友銀行大分支店に展示した巨大モザイクアート

三井住友銀行大分支店に展示した巨大モザイクアート

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 三井住友銀行大分支店(大分県大分市中央町1)で12月13日、「あなたへ『メリークリスマス』開催式典」が開かれ、外壁に巨大モザイクアートが展示された。

オープニング披露した大分県庁職員吹奏楽団の演奏

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 「地域の活性化に役立ちたいと考える市民への手助けをするとともに、大分市の中心市街地へ多くの方に来街してもらいたい」という思いから企画された同イベント。主催は大分県立芸術文化短期大学・商店街振興組合などで組織した「あなたへ『メリークリスマス』実行委員会」。

 大分県庁職員吹奏楽団の演奏により開催式典が始まった。竹内裕二実行委員長、佐藤樹一郎大分市長らが幕を一斉に引き、芸術文化短期大学の学生がメーンとなり、荷揚町小学校や市民約130人に協力を得て制作した、1センチメートル四方の色紙約13万2000枚を使って製作した縦5メートル、横4メートルのモザイクアートが登場した。

 モザイクアートは切手の形で、建物に貼り付けビル全体をラッピングすることで「贈る」行為を演出している。「参加した市民の思い、主催者の思いを日本全国や世界に向けて届けたい」という思いが込められている。

 大分駅から会場までを誘導するための取り組みとして、市内の幼稚園で制作した、さまざまな飾りをひもなどでつなげた「ガーランド」を設置した。ガーランドの中には、クリスマスにちなみ、「サンタさんに思いを届けてもらおう」という企画で願い事を書いて飾るブースも用意。街に訪れた人たちの目を楽しませ、街を散策してもらう試みも兼ねている。

 実行委員会の髙野瑞稀(みずき)さんは「ガーランドのテーマはリサイクルで、使わなくなった布や、ストローなどを使って制作してもらった。大変なこともあったが、市民の方と一緒に何かを作るのはすごくいい経験になった」と話す。

 そのほか関連イベントとして、中心市街地を散策してもらおうと、府内5番街ではクリスマスリースや、アクセサリーボックスを手作りできる「クリスマス・スイーツデコワークショップ」や、地図に記されたヒントをもとに宝物を探す「まちなかトレジャーハント」が開催され、家族連れなどで賑(にぎ)わった。

今月25日まで。

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