大分市が公式ホームページで公開している高崎山の人気サルをあしらった年賀状デザインが異例のアクセス数を記録し、多くの要望に応え、市では新たに4種類を追加配信した。
来年のえと「申(さる)年」にちなみ、高崎山をPRしより多くの人に知ってもらおうと大分市が企画した同年賀状。新しくデザインされた4種類を含めた、年賀状テンプレート12種類とワンポイントイメージ7種類を市ホームページに公開している。
「伝説のボスザル」といわれ、昨年1月に死亡認定された「ベンツ」、今年5月に英国王女と同じ名前が付けられ話題を呼んだ子ザルの「シャーロット」、母親に見放された子ザルを引き取り、わが子と一緒に育てている「カラオケ」の3匹の写真を使ってデザインした同年賀状。
市のホームページで、アクセスランキングトップのページは通常月間累計約6000件ほどのアクセス数のところ、年賀状デザイン配信ページの11月10日~12月10日の累計アクセス数は倍以上の約1万4000件に上った。パソコンやインターネット環境がない人からの問い合わせも多いことから、デザインを印刷した年賀はがきを高崎山自然動物園で事前に電話注文することで購入できるようにした(限定80セット無くなり次第終了)。
デザインに携わった市広聴広報課の下田章太郎さんは「年賀状なので使ってもらえれば全国の方に届く。高崎山を知らない人にも写真を見て興味を持っていただいてもらえれば」と期待を寄せる。
ダウンロード無料。来年1月31日までの公開を予定している。