大分・臼杵にカフェ「suzunari coffee」(臼杵市大字野田持田、TEL 0972-86-9005)がオープンして7カ月が過ぎた。
コーヒーの豆がたわわに実る姿「suzunari(すずなり)をイメージし店名にした」と言う同店。店主でバリスタの匹田貴明さんは、コーヒーが好きで22歳の時に福岡に移り住み大手チェーンや有名店、セミナーなどに参加して修業を積み、昨年7月1日にオープンにこぎ着けた。
コンセプトは「街のコーヒー屋さん」。「日常で使ってもらえるカフェ」を目指す。店舗面積は約18坪。カウンター4席、テーブル3席、ソファ3席の計10席を用意する。
店内は白を基調に木材を使った梁や天井でナチュラルなイメージを演出。照明は工場で使っていた鉄素材の物を改良して設置している。窓は風景が楽しめるよう大きくとり、客が長時間落ち着いて過ごせる雰囲気となっている。
コーヒー豆は、主にホンジュラスやエチオピアなどの産地の生産農家までを追跡できる「スペシャリティコーヒー」を使う。浅煎(い)り、中煎り、深入りをベースに豆の精製方法の違う「ナチュラル」と「ウォッシュド」の2つのタイプで取りそろえる。匹田さんは「その時の豆の状況やタイプの違いを見て仕入れを考える」とこだわりを話す。
メニューは、ハンドドリップで入れたコーヒー(400円)、エスプレッソマシンを使ったエスプレッソ(300円)、カフェラテ(450円)など10種類のドリンクメニューを用意するほか、コーヒー豆の量り売りや卸にも対応する。
匹田さんは「臼杵を訪れたときにはコンビニ感覚で気軽に立ち寄ってもらいたい。本格的なコーヒーにゆったりとした店内、臼杵の田舎の風景も楽しんでもらい臼杵の街並みも歩いてもらいたい。地域活性化にも貢献できれば」と意気込む。
営業時間は11時~20時。水曜定休。