大分・津久見の四浦半島で2月14日、第4回「豊後水道河津桜まつり」が始まり。見頃を迎えている。
現在約4000本が植樹され見頃を迎える同半島の河津桜は今年で植樹10周年を迎える。
毎年開催しているウオーキング大会「豊後水道絶景ウォーク」の参加者に景観を楽しんでもらうと共に、地域住民やボランティアが中心となり、2004年の台風23号により大きな被害を受けた、地域復興のシンボルとして2005年1月から河津桜の植樹を始めた。
関連イベントとして同21日、つくみイルカ島駐車場内特設会場で植樹10周年記念イベント「春らんまん」を開催する、会場では「ひじき飯」「まぐろから揚げ」などを販売するほか、特設ステージで「扇子踊り娘」「樫の実少年少女合唱団」など郷土芸能披露も予定する。つくみイルカ島物産館「つくみマルシェ」では、市内の菓子店など12店がこの時期に合わせて考案した期間限定の土産品を販売する。
市観光協会事務局長の浜野克公さんは「本年から、半島の各箇所に立て看板を設置し、四浦半島河津桜ポイントマップを作成し配布するなどして、県外客のアクセスを改善した。市内の企業が、『河津桜饅頭(まんじゅう)』や『桜ゼリー』などの新商品も開発し、回を重ねるごとに楽しめるよう地域全体で工夫している」と話す。
豊後水道河津桜まつりでは「落ノ浦・蔵谷特設会場」で特産品販売を行う。そのほか、関連イベントとして、つくみイルカ島では「イルカの足湯」、越智小学校ではサザエなどを販売する「浦うみ畑」、同市商工会議所主催の「河津桜フォトコンテスト」も行う。
観光協会の長英一朗さんは「リアス海岸のブルーの海と河津桜の濃いピンクのコントラストが非常に美しい。ぜひ観光に来ていただければ」と呼び掛ける。
豊後水道河津桜まつりは2月28日まで。