BIGLOBEが2月17日に発表した第8回「みんなで選ぶ温泉大賞」に別府温泉郷が温泉地別ランキングで、「西の横綱」に、湯布院温泉が「同大関」に、宿泊施設の横綱に「杉乃井ホテル」が選ばれた。
利用者による投票を集計し、温泉地部門、宿泊施設部門、エリア別ランキングの3部門を東西のエリア別にランキングする同賞。相撲の番付表に似せて発表するのが恒例となっている。有効投票数が約2万6156票と多いため、利用者の評価が表れていると信頼度も高いという。
温泉地部門で西の横綱となった「別府温泉郷」は昨年関脇、西の大関となった「由布院温泉」は昨年同と、毎年大分県内で上位争いを繰り広げている。東の横綱には草津温泉(群馬県)、関脇には箱根温泉郷(神奈川県)、大関には登別温泉(北海道)となり、横綱の草津温泉は8年連続で1位。上位3つが昨年同様となるなど強さを見せた。そのほか県内では前頭に奥湯布院温泉、長湯温泉、湯平温泉がランクインしている。
宿泊施設部門の横綱には杉乃井ホテル(大分県・別府温泉郷)がこれまで不動の横綱であった加賀屋(石川県・和倉温泉)を上回り初の横綱(1位)となった。県内の施設は前頭に山のホテル夢想園や潮騒の宿晴海、朝霧のみえる宿 ゆふいん花由などがランクインしている。
大分県が製作したテレビCM「シンフロ動画」が話題となり、人気バラエティー番組に取り上げられるなど「おんせん県」としてのPR効果が現れ上位を占めた。杉の井ホテルは、20~30代の若年層から支持を受け、利用しやすい料金帯でありながら満足度の高い和・洋・中バイキングを提供。別府湾を見渡す絶景の展望露天風呂に加えて、水着で楽しむ「ザ アクアガーデン」も人気を集めている。
杉の井ホテルダイレクトマーケティング部部長の東(あずま)さんは「投票により念願の横綱(1位)になることができスタッフ一同喜んでいる。県のPR動画の効果もあったと思われる。宿泊者の80%がリピーターで、三世代にわたる幅広い年齢層に来てもらいたいとリーズナブルな料金設定で金額以上のご満足をしていただけるよう努力している。この1年だけとならないよう、新しい事に挑戦し、さらに工夫していきたい。大分県、別府の認知度向上にも貢献していければ」と意気込む。
同時に開催された温泉ご当地キャラクターランキングでは、別府温泉「けむリン」が2737票で5位(昨年6位)となった。