大分の吉野梅園(大分市杉原)と梅ノ木天満社で2月16日から、「吉野梅まつり」が行われる。
同所は、鎌倉時代に太宰府天満宮(福岡県太宰府市)の梅の枝を持ち帰ったことが梅園の始まりと伝えられている梅の名所。樹齢800年に及ぶ「臥龍梅(がりゅうばい)」が見どころで、龍が地に伏した姿に似ていることから名前が付けられた。そのほか、豊後梅、青軸梅、白加賀、寒紅梅など約450本の梅の木が花を咲かせる。
今年は例年より1週間ほど早く開花したが、臥龍梅や豊後梅はまだ一分咲き、紅梅は二~三分ほど花をつけている。今年は開花時期に合わせ、例年より1週間ほど遅らせて開く。
開催初日のオープニングイベントでは地元吉野地区に伝わる吉野棒術や、臥龍梅音頭や臥龍梅太鼓、佐柳獅子舞、ベリーダンス、茶会などが開かれ観梅客を楽しませる。
期間中の毎週日曜日は、神楽、歌謡ショーとカラオケのステージを行う。売店も出店し、吉野名物「とりめし」などを販売する。
「最近の寒さで臥龍梅や豊後梅は一分咲き、紅梅は二~三分咲き。2月末から3月入るころには見頃になる。憩いの場として毎年にぎわっている」と大分市市民部大南支所の阿南さん。
3月9日まで。