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ものづくり施設「ファブラボ大分」、中央町に移転 県施設を民営化

移転した「ファブラボ大分」の豊住大輔さん(左)とスティーブン・ヴェルテマさん(右)

移転した「ファブラボ大分」の豊住大輔さん(左)とスティーブン・ヴェルテマさん(右)

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 大分の中央町メディカル二宮ビル(大分市中央町1)3階にファブラボ大分が移転オープンして2カ月がたった。

工作機械がならぶ「ファブラボ大分」

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 ファブラボ大分は国内7番目、九州では初めてのファブ施設として、2014年1月にソフトパークセンタービル(大分市東春日町)2階にオープン。大分県が「デジタルものづくり人材育成事業」の一環で開設し、ハイパーネットワーク社会研究所(大分市東春日町51)が運営する。

 「事業終了と同時に施設運営も終了ではなく、自らの手でものをつくるということを大切にし、アイデア湧出の場として大分に必要」と、ファブラボマスターの豊住大輔さんとスティーブン・ヴェルテマさんの2人が機材を購入し、民間事業として事業を引き継ぎ同地に移転オープンした。

 「ファブ」には、ファブリケーション(組み立て製造)・ファビュラス(ワクワクする)・「ファブリック」(編む)などの意味があると言われている。「デジタルもアナログも、大人も子どもも、さまざまな垣根を飛び越えて、大分から新しいものをつくっていくこと」を目標に運営する。

 設置された工作機械は、3Dプリンター、ミリングマシン、レーザー加工機、カッティングマシンや、機材、道具など。

 豊住さんは「さまざまなジャンルや世代を問わず受け入れ、『あらゆるものをつくる』というテーマにより近い場所として継続していきたい」と意気込む。ヴェルテマさんは「チャレンジの場として面白いワークショップなど体験できるイベントも開催していきたい。多くの人に使ってもらえれば」と話す。

 機器の利用料金は、1日1,500円(学生=1,000円、材料費別途)。コワーキング利用(同1,000円)もできる。

 営業時間は14時~19時。火曜定休。機材の予約や利用状況などはホームページで確認できる。

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