別府で11月5日から、健康や食、芸術などさまざまな角度から温泉を検証し、情報発信する「別府ONSENアカデミア」が開かれている。主催は別府市などでつくる実行委員会(TEL 0977-21-1128)。
温泉を核にして独特の文化を育んできた別府で、「温泉の持つ独創性や将来性を発信する沸きに沸く1カ月間」と銘打ち、11月をアカデミア月間として開かれる同イベント。
11月21日・22日にメインイベントとしてビーコンプラザ(別府市山の手)で開くシンポジウム「別府ONSENアカデミア」では、静岡県伊東市や栃木県日光市、鹿児島県霧島市など温泉地がある自治体首長約20人が参加し、テーマ「温泉地におけるインバウンド対応」について温泉会議が開かれるほか、「温泉エネルギーの利活用と保護」をテーマにした文化課内なども開かれる。
関連イベントは、87個人・団体がまち歩きなど97のプラグラムを実施するベップ・アート・マンス(10月29日~11月30日)、熊本地震の復興の祈りを込めた明かりの特設ゾーンを設けた「千灯明(せんとうみょう)」、全国の食を一堂に集める「食の大宴会@別府2016」(11月5日・6日)、鉄輪温泉湯けむりライトアップ(同19日)、地元の食を味わいながら海岸線を歩く「ガストロノミーウォーキング」(同)、ファッションモデル道端カレンさんによるお薦めの別府での過ごし方などについてのトークショー「ONSEN RETREAT in BEPPU」(同)などを予定する。
別府市観光課の柏本文俊さんは「温泉をメインに食や美容などを掛け合わせいろいろな形で企画を用意した。ぜひ多くの人に興味のある分野に参加してもらい別府を楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は企画により異なる。関連イベントは今月26日まで。