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大分で2社がコラボし新たな特産品開発 ネット販売もスタート

「シャルドネ餅」をPRするsaiの佐伯明彦さん

「シャルドネ餅」をPRするsaiの佐伯明彦さん

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 大分発のグロッサリーブランド「sai」(別府市大字南立石)とパンとケーキの製造販売を手掛けるリトルソルト(大分市王子南)が「シャルドネ餅」を共同で開発し販売を始めた。

大分の新たな特産品として開発した「シャルドネ餅」

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 「おいしい保存食」をコンセプトに企画開発を手掛けるsaiの佐伯明彦さんとリトルソルトのオーナーシェフ猿渡史子さんが約半年かけて開発。素材には地元企業の三和酒類が製造する安心院(あじむ)ワインを使っている。「水を一滴も使わずワインでこね上げたぜいたくな餅」と佐伯さんは話す。

 直径・幅共に約3センチ、赤と白が交互に並び5個入り1,815円でショッピングサイト「ヤフー」で販売する。

 製造を手掛けた猿渡さんは「餅の食感を出すのが難しかった。何度も試作を繰り返し佐伯さんの希望に近づけた。大分県の新たな特産品になれば」と期待を寄せる。

 佐伯さんは「茨城県在住時に東日本大震災で被災し保存食の大切さを痛感した。餅は、昔は武士の保存食としても用いられた。材料も昔ながらの物を使用するなどこだわった。特別なイベントの時やひねりの利いたプレゼントとして使ってもらえれば」と話す。

 今後はボージョレなどを使って新たな商品開発も進めると言う。

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