大分の高崎山自然動物園(大分市神崎、TEL 097-532-5010)で1月25日、サルの人気投票イベント「TNZ人気ザル(メス)、イケメン(オス)選抜総選挙」の結果が発表された。
高崎山で開催された「選抜総選挙」イケメン部門1位の名誉ボスザル「ベンツ」
人気アイドルグループ「AKB48」のファン投票「選抜総選挙」を参考に企画され投票がSNSなどで話題となり人気集める同イベント。「TNZ」は「TAKAZAKIYAMA NATURAL ZOOLOGICALGARDEN」の頭文字。
選挙は昨年12月にスタート。メス(人気ザル部門)、オス(イケメン部門)2部門に各16匹がエントリーされた。オス部門は昨年のえとが申(サル)だったことにちなみ、歴代ボスザルが名を連ねるなど趣向を凝らした。
人気ザル部門では英王女と同じ名前が全国的にマスコミに取り上げられるなど知名度の高い「シャーロット」が圧倒的な強さで連覇した。2位は、昨年最も早く生まれた赤ちゃん「リオ」、3位は、両手が不自由ながらも3匹の子を育てた「サヤカ」だった。
イケメン部門では2つの群れ(B群、C群)のボスを歴任し「伝説のボスザル」として知名度抜群の初代名誉ボスザル「ベンツ」が昨年(8位)の雪辱を果たす結果となった。2位は、右上の先を事故で失い「片腕のリーダー」とも呼ばれた「ドラゴン」、3位は、タレントの木村拓哉さん似といわれ雑誌にも取り上げられたイケメンザル「コーテツ」だった。
同園楽園案内班の江川純子さんは「シャーロット、ベンツ共に予想通り。知名度の高いサルが上位になった。健在の猿達が上位に入らなかったのは残念だった」と振り返る。「群れの関係でシャーロットが所属するC群がえさ場に下りてくる機会が減っているが、最近は徐々にC群も下りてきている。多くの人にサルに親しんで高崎山自然動物園を楽しんでもらえれば」とも。
有効投票数は計3602票だった。