JR大分駅ビルの商業施設「アミュプラザおおいた」(大分市要町1、TEL 097-513-7120)を運営するJRおおいたシティが4月13日、2016年度の営業概況を発表した。
同社によると「開業効果の反動や熊本地震の影響等により入館者は前年度を下回ったが、売り上げは前年度並みに好調を推移した」とした。売上高は223億円(前年比99.9%)、入館者数は2221万人(同91.6%)で、売上目標210億円、来場者目標2000万人を達成している。
好調要因として、幅広い年代が利用する店舗や、知名度が高く話題性のある店舗が好調に推移した。駅前広場や屋上広場でイベントを開催しにぎわいを創出したほか、「JQカード」の会員数拡大と10%引などのカード施策などが要因としている。そのほか中心市街地の商店街と連携した「まちなかバーゲン」やイルミネーションなどにも取り組んだほか、おおいた地酒蚤くらべ、湯布院フェアなどの復興イベント、ラグビーパブリックビューイング、アミュサマーランドと大分市美術館など広域連携などの取り組みも挙げた。
同社は「本年度も、安全・安心を基本に、楽しさ、新しさ、話題性を提案し、多くのお客さまに楽しんでもらえる施設づくりやイベントなどを実施していきたい。地域の皆さまや行政との連携を深め、中心市街地のにぎわいづくり、地域情報発信に努めていく」とコメントする。