大分の西寒多(ささむた)神社(大分市寒田、TEL 097-569-4182)で5月3日から、「ふじまつり」が開かれる。
樹齢440年~450年といわれる一本の木から咲き誇るフジの名所として知られ、満開を迎えるこの時期に開かれる同神社の名物イベント。フジの古木が枝を広げ、花房は長いもので1メートル以上にもなるという。祭り期間は、奉納神楽や子ども相撲、剣道大会など開催されるほか、約5店の屋台が軒を連ねる。
西寒多神社は、応神天皇の勅命により西寒多山に宮殿を建立されたことが始まり。その後、南北朝~室町時代の守護大名「大友親世(おおともちかよ)」により社殿を現在地に遷された。
西寒多神社には、豊後キリシタン大名の大友宗麟が愛用したといわれる印章などが所蔵されている。
同神社の佐藤総代は「今日現在で7分咲き。今後の天候が気になるところだが、多くの人に間もなく満開を迎える『藤』とともに祭りを楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時(予定)。5月5日まで。