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大分市のアートプラザで若手建築家展 個性光る実使用の家模型ずらり

実際に使用した模型について説明する松田さん

実際に使用した模型について説明する松田さん

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 大分市のアートプラザ(大分市荷揚町3、TEL 097-538-5000)で7月3日、若手建築士による「U_40 建築家展 2018」が始まった。

出展者の個性が光るU_40建築家展1

 大分県にゆかりのある40歳未満の建築家による合同展で9回目。若手が個性を発表し、互いに研さんし合う場として2010年から開かれている。今年は34歳から39歳までの10組・11人が「近作展」をテーマに、過去に完成させた案件や現在手掛けているプロジェクトの模型、写真、パネル、映像などを展示している。大分県出身の磯崎新氏が設計した同施設で開くことで、磯崎氏の功績をさらに若い世代に伝えていく役割も併せ持つ。

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 会場の展示構成も出展者が設定。それぞれの展示スペースを点在させ、来場者の視線を遮るついたてを複数設け、来場者が散策と回遊を楽しめるようにした。

 大分市内に建築事務所を構える松田周作さん(39)は、建てる家が中心にある地図を立体化した模型や、依頼主の要望を書き込んだ付箋を貼り付けた家の模型などを展示。福岡県で事務所を開く中野晋治さん(34)は、商業地域に残された古い倉庫を周囲との調和を図りつつ飲食店へと変えた実務をパネルや模型で紹介している。このほか「JIA大分地域会協力若手建築グループ(+A)」が、アートプラザの通路の床や壁などの模様を炭で写し取った「フロッタージュ」を展示している。会場内の展示物は写真撮影できる。

 今回で卒業となる松田さんは「全員が管理建築士として実務を担っている。会場に並んだそれぞれの『リアル』から、個々の建築との向き合い方や個性を比べて楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 7日18時から、出展者全員がリレー形式でそれぞれのテーマを紹介するギャラリートークを開催。8日14時からは出展者がアートプラザの施設内を案内して回る散策ツアーも行う。このほか、期間中、同施設の開設20周年を記念したクイズ20問を載せたチラシを配布する。いずれも無料。

 開場時間は10時から18時。7月8日まで。入場無料。

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