大分市の大分地方気象台(大分市長浜町3、TEL 097-532-0644)で8月2日、「お天気フェア 2018」が開かれる。
同気象台が毎年この時期に開いている恒例行事。さまざまな実験や体験、施設見学などを通して気象や防災・減災に対する知識向上を促す。例年、家族連れなどが多数訪れ、2017年は150人、2016年は180人が来場している。
「実験」では装置を使った竜巻や津波の再生、火山噴火など目で見て分かるコーナーを設ける。「体験」は起震車による模擬地震、減災カルタ、周期の違いや柱の強度を確かめるペーパークラフト(紙ぶるる)作りなどを行う。「見学」は、11時30分、13時、14時30分から3回実施。気温や降水量などを観測するために整備した「露場(ろじょう)」や天気予報の作成室などを見て回る。このほか、天気図を解説し、質問を受け付ける「お天気相談室」を開き、観測機器も展示する。
当日、会場では大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD)が、4月に中津市耶馬渓町で発生した土砂崩落を撮影したドローン映像を公開。災害対応や防災・減災について触れる。
大分県内ではここ数年にわたり地震、地滑り、豪雨、台風、土砂崩落などの災害が立て続けに発生している。同気象台では「子どもには楽しみながら気象に対する興味を持ってほしい。同時に親には防災や減災の重要性を再確認してもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開場時間は9時30分~15時30分。参加無料。定員は200人で電話による事前申し込みが必要。施設内に自動販売機を設置していないので飲料などは要持参。駐車場あり。