「第2回おおいたNPO博」が9月16日、JR大分駅府内中央口駅前広場で開かれ、大分市のNPO法人やボランティア団体などが展示やワークショップなどで活動の成果を披露した。
大分市の主催。企画運営はNPO法人7団体で作る実行委員会(事務局=ライフパル、TEL 097-573-3770)。同市を中心に活動するNPO法人の周知や市民協働のまちづくり推進などを目的に、昨年に続いて開いた。
今年はNPO法人、市民活動団体、ボランティア団体、学生グループ33団体が参加。ブースでの説明や物品販売、ステージイベント、ワークショップなどを展開した。
ブースでは24団体が写真やパネルで活動を紹介した。風船を使ったイベントやアート教室を行うNPO法人・ゆめネットワークはバルーンアートで子どもたちを喜ばせた。地域活動団体・戸次ごんぼの会は「ごぼまん」などを販売した。ステージではボランティア団体・Cat's Eyeが昭和歌謡で会場を盛り上げ、別府短大食物栄養科の「育ドル娘」が食中毒予防を呼び掛けるオリジナルソングを披露した。
ワークショップ会場で地球温暖化に関するクイズを行ったボランティア団体・おおいた市民環境大学OB会の玉田学さん(76)は「関心を持ってもらえたようで良かった。来季は『チーム2℃おおいた協議会』」と名称を変えて活動の幅を広げていきたい」と意気込んでいた。
実行委員長の安東隆行さん(62)はNPO法人・ジョブ・チャレンジ・サポートOITAの理事長で、電気工事士の国家取得を中心とした職能開発を支援している。「NPOの活動分野は幅広いが、その内容はまだまだ周知されていない。こうしたイベントで横の連携を深めつつ、市民に知ってもらえれば」と話していた。