小型無人機ドローンの産業振興を図る「OITAドローンフェスタ2018」が9月23日、大分銀行ドーム(大分市横尾)で始まった。初日は大勢の家族連れらが来場、ドローン操縦などを楽しんだ。
主催は大分県などでつくる実行委員会。産学官で構成する「大分県ドローン協議会」設立、県産業科学技術センターの「先端技術イノベーションラボ(Ds-Labo)」開設などを受け、県内のドローン産業に対する気運を高める目的で初開催。23日、24日の2日間で、タイムを競う障害物レース(受付終了)、関連企業による見本市、操縦体験、子ども向けのプログラミング体験、ドローン映像コンテストを実施する。
23日は11時40分から開会式が行われ、広瀬勝貞県知事が「『おんせん県』に加えてもう一つ『ドローン県』として分野最先端の県になっていきたい」とあいさつした。
見本市では国内外の23社がブースを展開。空撮用、点検用、捜索・救難用、水中撮影用機器の最先端機を紹介しているほか、夜でも空から撮影できる超高感度カメラを取り付けたドローンなども並べている。体験コーナーでは機体重量18グラムの小型機を操縦できるほか、ミニドローンのプログラミングも楽しめる。
「NINJA DRONE 忍」は風車や揺れるカボスの模型などを避けて進む障害物レース。初日はプロによるデモンストレーションのほか、当日来場した子どもや大人が特設コースにドローンを飛ばして操縦を楽しんだ。大分市から来場した吉岡美凰さん(東陽中1年)は「初めてドローンを触った。思うように飛ばせなかったが面白かった」と笑顔で話した。
24日の開場時間は9時30分から17時。13時20分から「OITAドローンムービーアワード2018」の優秀作品を発表する。障害物レースは10時30分と14時30分から予選、16時15分から決勝を行う。操縦、プログラミング体験、障害物コース体験は予約不要で当日参加可能。見本市は常時開催。入場無料。