大分県立芸術会館(大分市牧緑町1、TEL 097-552-0077)で現在、長渕剛さんの詩画展2014「殺気」が開催されている。主催はOAB大分朝日放送。
長渕さんが1996年ごろに身近なものを題材に描き始めた作品から今年の元日に描いた歌の代表作「乾杯」の詩を描いた作品など約100点を展示する同展。小さい額縁サイズの作品から横約10メートル、縦約4メートルの大型の作品も並べる。
長渕さんの亡くなった母の遺髪で描いた作品やペットへの思いを描いたやさしい雰囲気の作品、テーマ同様の力強い作品もあり、これまでの長渕さんの印象とは違った部分も表現されているという。
詩画展は1998年に第1回を開催。5回目となる今回は8年ぶりで、九州での開催は初めてとなる。東日本大震災震災活動で反映された作品もあり、今回テーマの「殺気」もその経験から生まれている。受付ゲート前には被災地浪江町の子どもたちと描いた作品も展示。
大分朝日放送事業部の山本さんは「アーティスト長渕剛さんを、心で感じ心で触れ合えるような感覚になる事ができる作品展。表現者としてのもう一つの顔を見ることができる。九州での開催は大分が初めて。ぜひ会場で見て感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は9時~17時(最終入場は16時30分)。金曜は20時まで(同19時30分)。前売り券は、大人=1,550円、学生(小・中・高校生)=820円。当日券は、大人=1,800円、学生(同)=1,000円。