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大分市でハービー・山口さんの「写真の学校」 若者30人が撮影スタイル学ぶ

山口さん(中央の黄色い服)が講師となった「写真の学校」

山口さん(中央の黄色い服)が講師となった「写真の学校」

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 国内外で活躍するプロカメラマンのハービー・山口さんを講師とする「写真の学校」が11月23日に大分市内で開かれた。若い世代が山口さんと「撮り歩き」を楽しみながら撮影スタイルを教わった。

田崎洋酒店(大分市)でカメラを構える山口さん

 九州国画会写真部(伊藤正昭会長)などの主催。国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の分野別事業。同部創立40周年記念「おおいたフォトウィーク2018」の一環で「発信!エコール ド おおいた ハービー・山口 写真の学校」として実施した。

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 写真に興味を持つ16歳から40歳以下を対象に初開催。この日は定員いっぱいの30人が参加した。午前中はアートプラザを起点に大分城址公園、五番街、ふないアクアパークなどを巡り、山口さんとともに街の風景や人などを撮影して回った。午後からはアートプラザで参加者が午前中にカメラに収めた写真の中から選んだ「この1枚」について、山口さんから講評を受けた。

 午前中のフォトウオークで山口さんは、府内城跡の堀の前で参加者をモデルに、松の葉を額に見立て逆光の中に横顔の輪郭が浮かび上がる1枚を撮影。「普段は撮影の邪魔になるマツや光を反射する強烈な水面もそれぞれが『個性』。発想を逆転させれば味方になってくれる」と解説した。

 参加者が山口さんと同様の立ち位置からカメラを構えるなどして体で学ぶ姿勢を見せると、「写す人の幸せを考えてシャッターを切ることが重要。こちらの思いが伝われば自然と笑顔になってくれる」と被写体との向き合い方についてもレクチャーした。

 参加者の作品は25日までアートプラザで開催中のアンデパンダン展に展示する。会場には九州国画会写真部同人、国画会会員・準会員、ハービー・山口さんの作品も並ぶ。開場時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。入場無料。

 山口さんは1950(昭和25)年生まれの68歳。東京都出身。渡英先のロンドンで感性を磨き、スナップやポートレートをモノクロームで表現するスタイルを確立。個展開催のほか、著名人の写真集発表やCDジャケット撮影を手掛け、エッセー執筆、ラジオやテレビのパーソナリティーも務める。2011年度日本写真協会賞作家賞。九州産業大学客員教授。