南大分で飲食店を展開するスマイルワークは、5月の改元に合わせ、「まる重」(TEL 097-574-6291)で冷たい「令和らーめん」、「しげのや食堂」(TEL 097-511-3590)で自家製タルタルソースをかけた「とり天南蛮」の提供を始めた。
オーナーの重光利明さん(53)は飲食業などで経験を積んだ後に独立。「おなかいっぱいになる店」をテーマに2012年11月、「二郎系」のラーメン店「まる重」(大分市田中町9)をオープンした。2014年に法人化。2017年10月には同じエリアにとんかつやとり天を提供する「しげのや食堂」も開店。まぜそばの「しげそば」といった新メニューを開発するアイデアや、ご飯やキャベツの産地やみそ汁の提供時仕込みにこだわる姿勢など、顧客目線に立ったサービスが受け、両店とも地域の人気店となっている。
今回の新メニューは「改元に合わせて考えていた」という自信作。「まる重」では新元号の字面を模した「冷」たい「和」風の「令和らーめん」(734円)を5月18日から提供。さっとゆでた細麺と魚介と昆布でだしを取ったしょうゆベースのスープが特徴。トッピングはチャーシュー、ゴマ、ネギ、味付け卵。「細麺ながら、食感は冷麺のようにしっかりとしていて食べ応えも十分」と重光さん。
「しげのや食堂」では5月24日に「とり天南蛮」(1058円)をメニューに加えた。豊後鶏のムネ肉を多機能分子調理機で軽く揚げ、手作りのタルタルソースをかけて提供する。「とり天はジューシーでやわらかく、毎朝仕込むフレッシュなタルタルソースとマッチする。たっぷりかけるソースは刻んだラッキョウがポイントで、これだけでもご飯が進む」という。ご飯とキャベツは大盛り無料。
重光さんは「大した宣伝もしていないが週末を中心に大人気」と手応えも十分の様子。「これからもメニューにサービスにいろいろ進化させてお客さんを楽しませていきたい」と意気込んでいる。
営業時間は、「まる重」=10時~24時、「しげのや食堂」=11時~22時(木曜定休)。