日出町は「ハローキティ」のマンホールふたをあしらった「マンホールカード」を8月7日から無料で配布する。11日にはカード化決定を記念する「マンホールフェス!in Hiji~蓋(ふた)フェス~」を開催。人気アニメをモチーフにした実物マンホールふたや全国539種のカードを展示するほか、多彩なイベントを展開する。
町では町内にある「ハーモニーランド」と提携し、「ハローキティとくらすまち」を掲げた事業を展開。昨年11月からは、「ハローキティ」と特産の「城下かれい」が別府湾で遊ぶ様子をデザインしたマンホールふたを「ご当地版」として導入している。
「日出町カード」はマンホールカードシリーズ第10弾に登場。県内では第5弾(2017年8月)の佐伯市、第8弾の大分市(2018年8月)に続いて3番目。表面にふたの写真、裏面にデザインの由来などを掲載している。7日から観光交流施設「二の丸館」(TEL 0977-72-4255)で1人1枚配布する。郵送不可。
11日のイベントは二の丸館周辺で開催。マンホールの実物は、東京都多摩市(ハローキティ、あらいぐまラスカル)、静岡県静岡市(ちびまる子ちゃん2種)、鳥取県北栄町(名探偵コナン)、広島県広島市(カープ坊や2種)、福岡県北九州市(銀河鉄道999)など12市町から借り受ける。
日出町上下水道課によると、最新第10弾までのマンホールカード全てを展示するのは全国初。表裏が見えるように透明のファイルに入れて掲示するという。
11時と14時に「ハローキティ」が来場。写真撮影などに応じる。マンホール缶バッジ(無料)や「マンホール拓」のバッグ(300円)を作るワークショップも行う。会場には菓子、総菜、パン、雑貨などを販売する13のブースも並ぶ。「ホテルソラージュ大分・日出」のペア宿泊券やハーモニーランドのペアパスポートチケットなどが当たる抽選会も実施する。
同課では「キャラクターマンホールの実物や全カードを一度に見られる数少ない機会。コレクターはもちろん、親子でも楽しめる。ぜひ見てほしい」と呼び掛けている。
開場時間は11時~15時。入場無料。
「マンホールカード」は、全国でデザイン化が進むマンホールのふたを紹介するコレクションカード。「下水道広報プラットホーム(GKP)」とマンホールを管理する県や市などが共同で製作している。2016(平成28)年4月に第1弾発行。今回の第10弾で日出町など47自治体・61種類が加わり、シリーズ累計は454自治体・539種類となる。