ラグビーワールドカップ2019日本大会の観戦チケットは、現在、先着順の第4次一般販売が行われている。総数182万枚の9割が売れているが、試合数の多い大分では、高額席以外にも全5試合で購入できるチケットが残っている。県ラグビーワールドカップ2019推進課では「完売したと思っている人もまだまだ多い。在庫が復活するリセールの仕組みもあるので、サイトで希望のチケットを確認してほしい」と呼び掛けている。
iichiko総合文化センターでは「ラインアウト」組もアピール
大分では10月2日から20日までの間に大分スポーツ公園総合競技場・昭和電工ドーム大分(大分市横尾)で、予選のプール戦3試合と準々決勝2試合を行う。試合数は東京の8、横浜の7に次いで3番目に多い。大分経済新聞が8月27日11時から11時30分までの間に全試合をチェックしたところ、席のカテゴリーを選ばなければ、全ての試合でチケットが残っていることが分かった。
予選プール戦のニュージーランド対カナダ(10月2日、19時15分~)は、ニュージーランドの「オールブラックス人気」で売れ行き好調。カテゴリーA(3万円)とD(7,000円、子ども2,500円)は在庫切れ。C(1万4,000円)は子ども席(5,000円)とも残席1。B(2万2,000円)はまだ並びで買えるチケットが残っている。
オーストラリア対ウルグアイ(10月5日、14時15分~)は、カテゴリーA(2万円)、B(1万5,000円)、C(1万円、子ども5,000円)の席に余裕がある。手頃なD(5,000円、子ども2,500円)は在庫がなくなっている。
世界ランキング(8月27日現在)1位と10位がぶつかるウェールズ対フィジー(10月9日、18時45分~)もカテゴリーD(3,000円、子ども1,000円)は在庫切れ。そのほかのA(1万5,000円)、B(1万円)、C(6,000円、子ども2,000円)には余裕がある。
好試合が期待できる準々決勝のプールC1位対プールD2位(10月19日、16時15分~)、プールD1位対プールC2位(10月20日、16時15分~)は、カテゴリーA(4万円)、C(2万円)、D(1万円)の在庫がないが、両試合ともB(3万円)は余裕がある。1人で「1試合6枚まで」のルールを踏まえ、上限の6枚を購入できる。
チケット販売に関しては、試合に行けなくなった購入者が定価で再販売できる「リセール」の仕組みがあり、「現在在庫なし」の表示があっても、再び在庫がある状態になる場合もある。実際、今回の確認中にも複数枚が増減する動きが多々あり、「プレミアム」チケットが在庫に戻るケースもあった。
同課では「リセールは試合の2日前まで行われる。興味のある試合や希望のチケットがあれば最後まで粘り強くチェックしてほしい」とアドバイスする。