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別府市が今度は「温泉施設丸ごと」販売 「世界唯一」の挑戦、地元体験会でデビュー

「幻想の湯」の内装イメージ

「幻想の湯」の内装イメージ

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 別府市は、温泉施設丸ごとを全国販売する「幻想の湯」のサービスを始める。エアーハウス内に用意した男女別の湯船で源泉100%の別府温泉をかけ流しで味わってもらう「世界で唯一の試み」で、11月9日に別府市で行われる体験会でデビューする。

「幻想の湯」の外観イメージ

 別府温泉の販売企画「別府おんせんおみや」の第2弾。温泉のPRや災害時の施設活用などを目的に事業化した。別府市が出資する一般社団法人「別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINK(ビービズ・リンク)」(別府市末広町1、TEL 0977-76-5205)が運用する。事業費は1,150万円。

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 エアーハウスは空気を送り込んで膨らませる仕様で、外観は縦と横が10メートルで高さは6.4メートル。総面積は約87平方メートル。入り口は男女別で脱衣場などを備える。浴槽は繊維強化プラスチック(FRP)製で縦2.2メートル、横3メートル、深さ70センチ。湯量は約450リットルの予定で、大人4、5人が一度に入れるという。

 別府市内でくみ上げた弱アルカリ性単純温泉1万1000リットルを専用タンクに入れてトラックに積み、保温した状態で移送。湯温40~42度の状態でかけ流しで給湯し、流れた温泉は全て回収する。1回の運用時間は5~6時間で、利用人数は約300人を見込む。販売費用は九州で約100万円、関東地方で約200万円を想定している。

 11月9日に別府市のビーコンプラザ(別府市山の手町)で市民らを対象とした体験会を開く。開催中の「別府ONSENアカデミア」の会場に「幻想の湯」を設営。10時から自由観覧、10時30分から入湯体験を実施する。別府八湯温泉道名人会の「幻想の湯」スタンプも用意する。体験は無料で定員は男女合わせて200人。当日9時30分から整理券を配布する。200人を超えた場合は抽選。シャンプーや石けんなどは使えない。

 このほか、11月23日に、おんせん県おおいた「地獄蒸し祭り」in東京タワー2019(東京都港区)の会場(入浴料500円・タオル込み)で、12月1日には立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)の学園祭(入浴料200円・タオル込み)でプロモーションを行う。

 ビービズ・リンクの担当者は「自分たちで調べたところ『丸ごと』というのは世界で唯一の試み。別府温泉の魅力を新しい形で全国に発信していきたい」と話している。

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