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別府市の九大別府病院で「温研を探検」 森林散策と「非公開温泉」の入浴楽しんで

九州大学病院別府病院の内部を巡る「温研を探検」

九州大学病院別府病院の内部を巡る「温研を探検」

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 別府市にある九州大学病院別府病院(別府市鶴見)の内部を巡るイベント「温研を探検」が10月6日に行われる。広大な森林の散策や一般公開していない温泉施設での入浴体験を楽しめる。

「温研」限定の別府八湯温泉道スタンプ

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 同病院は1931(昭和6)年に九州帝国大学温泉治療学研究所として開設。80年以上にわたりリウマチやがん、循環器疾患などへの医療提供と研究を行い、地域住民から「温研」として親しまれてきた。

 イベントは別府市の地域再生計画事業の一環で、「温研」の周知を目的に「健康にぎわいイベント」として実施。昨年初めて公開形式で行い、県外組を含めた124人が参加した。

 今年はストレッチなどの軽運動、講演会、院内と敷地内の散策、一般開放していない温泉施設の体験入浴、病院の歴史を紹介するパネル展示などを行う。

 9時からの第1部では同病院の理学療法士・生野有一さんが「芯からほぐす体感ストレッチ」を紹介。市社会教育課職員が、敷地内に残る史跡などを古地図や古写真を使って解説する。

 10時からの第2部は選択制。「森林コース」は約10万平方メートルの森を巡るウオーキングコース(965メートル)を歩き、石垣原合戦跡や昭和天皇が植樹されたゲッケイジュなどを見て回る。「温泉コース」は鉱泥湯の泉質チェック、職員用や宿泊者用風呂での入浴体験ができる。入浴者は「温研」限定の「別府八湯温泉道」スタンプを押すことができる。

 市福祉政策課によると、昨年はコースと定員を設けずに実施したところ、予想以上の参加があり、1人当たりの入浴時間が極端に短くなってしまったという。今年は2部を選択制とし、1コースにつき30人という定員(先着)も設けたことで「交代や着替え時間などを差し引いても5、6分は漬かってもらえるのでは」としている。9月11日までに両コースとも15人ずつの応募があり、京都、福岡、熊本といった県外からの参加もあるという。

 当日参加者にはタオルハンカチのほか、「森林」組は竹細工の耳かき、「温泉」組には入浴剤を進呈する。同課では「屋上からの景色も見てもらいたいし、泉質も味わってもらいたい。いろいろ楽しみながら温研の存在や歴史を知ってもらえれば」と話している。

 参加無料だが事前応募が必要。市福祉政策課へ電話(TEL 0977-21-1003)、ファクス(FAX 0977-22-2366)、メールなどで申し込む。締め切りは9月17日。

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