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「攻める」別府市が温泉を全国販売 事業開始に合わせて100人に無料配達

「攻める」別府市が温泉を全国販売 事業開始に合わせて100人に無料配達

「攻める」別府市が温泉を全国販売 事業開始に合わせて100人に無料配達

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 別府市は8月10日、浴槽1杯分の別府温泉を全国販売する「別府おんせんおみや」を始めた。同時に別府への旅行者100人に温泉を無料配達するキャンペーンも開始。「攻める別府」ならではの斬新な取り組みで自慢の名湯を全国にアピールする。

「別府おんせんおみや」ポスター「お持ち帰り編」

 別府市の外郭団体「別府市産業連携・協働プラットフォーム B-biz LINK(ビービズ・リンク)」(別府市末広町1、TEL 0977-76-5205)が実施する。別府市内でくみ上げた弱アルカリ性単純温泉(変更あり)200~300リットルを専用タンクに入れ、温泉トラックで配達。希望の場所で45度以上の温度で給湯する。配送料金は地域によって異なり、福岡県=9万6,034円、大阪府=53万2,907円、東京都=73万4,066円、北海道111万4,404円など。総事業費は1,082万円。

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 新事業を無料で体験できるキャンペーンは、5月1日から来年1月31日の間に別府に足を運んだ人を対象に実施する。専用サイトで配達先や配達時期(8月~来年3月)、旅行目的、メッセージなどを書き込んで応募する。配達先に知らせずに届ける「サプライズ」の設定も可能。応募は1人1回。

 上限は100人。応募が一定数集まった時点で、地域や時期、メッセージ内容などを確認した上で対象者を選ぶ。選定は時期をずらして複数回行う。配達は東北、関東といったエリアごとに行い、1回の配達で4、5カ所を回る。月2便を予定している。

 ビービズ・リンクによると応募後10日間で約30件の申し込みがあった。地域は福岡県が多く、「サプライズ組」も半数に達している。メッセージは「高齢で旅行できない親に届けたい」といった親族をおもんぱかる内容が多いという。

 別府市ではこれまでにも温泉を浴びながら遊園地を楽しむ「湯~園地」、熊本・大分地震で別府を支えてくれた全国の人々に温泉を配達する「別府温泉の恩返し」といったユニークな企画を実現させてきた。今回も「温泉の産地直送」といった新たな切り口で別府温泉のさらなる浸透を狙う。用意した3枚のポスターも湯船に漬かった熟年の女性と「お持ち帰りしませんか。」のコピーを合わせるなどして、いずれも「攻めた」内容となっている。

 ビービズ・リンクの担当者は「入浴剤ではなく、本当の温泉をお土産に持って帰ってもらいたいと考えた。旅行で味わうワクワク、ドキドキ感を親族やお世話になっている人にも届けてもらえれば」と話している。

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