大分市は11月16日から、「祝祭の広場」(大分市府内町1)を活用した新たな取り組みを始める。「DO.Fes(ド・フェス)」の名で土曜に多様なイベントを開き、新しいにぎわい発信基地としての定着を目指す。
大分市が旧パルコ跡地(約4300平方メートル)を約30億円かけて8月までに整備した公共広場。可動式の大小の屋根2基、ステージなどを備え、ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会の期間中はパブリックビューイングや飲食ブースなどを設け、9月28日から決勝戦のあった11月2日までに35万2000人を呼び込んだ。
「ド・フェス」は、広場のさらなる整備効果促進を目的に、空間機能を生かした「社会実験型イベント」として来年2月22日まで実施する。イベントは業務委託で、期間中の土曜に9つを予定している。
11月は、16日から30日まで「憩いの演出」として透明の円形ドーム型テント10基を設置する。直径3.6メートルで高さは2.2メートル。テント内に椅子やテーブルを用意する。空いていれば誰でも自由に利用できる。
12月は7日に「ドローンサッカー@祝祭カップ」(出場者募集中)、14日に高校生が部活動の成果を披露する「高校生フェスティバル」、21日は「祝祭クリスマスフェスティバル」を行う。
1月は「新春開運アゲアゲフェスティバル」(4日)、「祝祭フリーマーケット」(11日)、「Dog Festival」(25日)、2月は「DOME@museum」(1日)、「ランチボックスフェスティバル」(22日)を予定する。
このほか、11月16日に「スイスフェア」、23日に「第11回大分市中央通り歩行者天国」の利用が決まっている。
市まちなみ企画課(TEL 097-574-6628)では「1980年代ににぎわいを見せていた土曜夜市を思わせるような取り組みにしたい。『土曜に街に出れば楽しいことがある』といったイメージを定着できれば」としている。