ブライダル事業を手掛ける「ノバレーゼ」(東京都中央区)は2020年秋、大分市に貸し切り(ゲストハウス)型の結婚式場「大分モノリス」(大分市城崎町3)を開業する。利用を1日2組に限定するほか、内装に別府竹細工のデザインを使い、大分の食材を使ったコース料理を提供する。
九州では福岡(2店)、熊本(来春開業)に続く4店舗目で大分県への進出は初めて。来年2月の着工で、JR大分駅から車で約7分の大分城址公園近くに建設する。
建物は鉄骨2階建て。シンプルな造りとモノトーン配色を特徴とする。延べ床面積約1360平方メートルの「邸宅」で、披露宴棟、チャペル棟、ドレス・ラウンジ棟で構成する。収容人数(着席時)は披露宴会場140人、チャペル120人。利用形態は完全貸し切り型で、昼と夜各1組に限定する。教会式、人前式、神前式での挙式が可能。
内装に別府伝統の竹細工をイメージしたというデザインを披露宴会場のじゅうたんや窓枠などに取り入れる。料理は和洋折衷で、豊後牛、関アジ、関サバといった大分特産の食材を使ったコースを提供する。年間挙式数約125組、5億2,000万円の売り上げを目指す。
来年1月10日に開業準備室を「大分オーパ」(中央町1)内に開設し、受け付けを開始する。 挙式の予定がない日は、式場を宴会場や展示会場として利用できる。