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大分県の聖火ランナーに指原莉乃さん、尾畠春夫さん、渡辺一平選手ら

聖火ランナーに内定した尾畠春夫さん(2019年5月12日撮影)

聖火ランナーに内定した尾畠春夫さん(2019年5月12日撮影)

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 2020年東京オリンピック聖火リレーのランナーとルートの詳細が12月17日に発表された。大分県内では大分にゆかりのあるタレントの指原莉乃さん(27)、「スーパーボランティア」の尾畠春夫さん(80)、水泳の渡辺一平選手(22)らが来年4月24日・25日、県内18市町村の170区間(約32キロ)を走る。

大分市のイベントに参加した指原莉乃さん(2019年9月28日撮影)

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 東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレー大分県実行委員会が、170区間のうち44区間を走る43人と日田市の1区間を走る1グループ(10人)を内定者として発表した。残りの126区間はリレーパートナー(スポンサー)枠で12月25日以降に決定。各ランナーの担当市町村は来年2月下旬以降、担当区間は走行日の2、3週間前に決まる。

 今回内定したのは男30人、女23人の53人。最年少の嶋末結心(ゆいね)さん(12)は「とても驚き、夢のような気持ちでいっぱい。私の名前の由来の通り、聖火をつなぐことでみんなが東京オリンピックに懸ける心を結べるよう精いっぱい走るので、応援してほしい」とコメントを寄せた。日田祇園山鉾(やまぼこ)振興会会長・後藤稔夫さんは走行日を最年長となる98歳で迎える。「地域の祭りの代表として参加できることは名誉。一生の思い出の一つになると思う」とのコメントを出した。

 著名人では大分市出身の指原さん、日出町の尾畠さん、津久見市出身の渡辺選手らが選ばれた。指原さんは団子を口にする写真とともにSNS(ツイッター)に「聖火リレーのランナーに選んでいただきました!大分県で走ります!当日はお団子を聖火に変えて頑張ります」と書き込んだ。渡辺選手は「大分で聖火リレーのランナーを務めることは誇り。競泳界を代表しているということを心に留め、競泳に取り組んでいるジュニアスイマーに夢を与えたい」とのコメントを寄せた。

 元マラソン選手の安部友恵さん(48)は「故郷を聖火ランナーとして走ることができうれしい」、俳優の石丸謙二郎さん(66)も「生まれ育った故郷を走ることができ、光栄に感じている」と古里への思いを募らせた。

 元大分県中津江村村長の坂本休(やすむ)さん(89)は「前回の東京オリンピックは30代だった。当時は遠い世界のことのようだったが今回はとても身近に感じている。身をもって世紀の祝祭にお祝いを申し上げたい」、歌手の芹洋子さん(68)は「大分の山々を愛しこの歌(坊がつる讃歌)を愛してくれる大分県民に感謝の気持ちを込めてエントリーした。心のともしびを燃やして駆け抜けたい」とコメントした。

 リレーは3月26日の福島県からスタート。九州最初となる大分県は15番目で愛媛県から受け継ぎ、宮崎県に引き継ぐ。4月24日は別府市の別府国際観光港多目的広場で出発式を開き、杵築市の城下町、離島の姫島村、豊後高田市の昭和の町、宇佐神宮、中津市の耶馬渓などを通り、日田市の中央公園でセレブレーション(到着式)を行う。

 4月25日は玖珠町の豊後森機関庫、九重町の「夢大吊橋」、JR由布院駅前の市街地、豊後大野市の「原尻の滝」などを走る。途中、臼杵川を渡る区間は古式泳法の「臼杵山内流」で泳いでつなぐ。ゴールは大分市の祝祭の広場で、セレブレーションを行う。

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