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別府市の芸術家用「清島アパート」入居者募集 「本格創作と別府移住の入り口に」

アーティストの発信基地「清島アパート」

アーティストの発信基地「清島アパート」

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 別府市のNPO法人「BEPPU PROJECT」(別府市野口元町2、TEL 0977-22-3560)は現在、居住しながら芸術創作活動ができる「清島アパート」(別府市末広町2)の2020年度入居者を募集している。次のステップを目指すアーティストらが対象で、「本格的な芸術への道と別府への『入り口』として利用してほしい」と呼び掛けている。

古物件を芸術創作専用の「清島アパート」として活用(1)

 同NPOが2009(平成21)年から手掛けている芸術支援活動の一環。戦後すぐに建てられたというアパートを活用し、アーティストやクリエーターが低料金で借りられるよう運営・管理している。

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 利用者には、創作や作品発表用(1階)と居住用(2階)の2部屋を貸し出す。広さは共に約6畳。キッチン、トイレは共同で、1階と2階に供用スペースがある。風呂は付いていない。利用期間は4月8日から2021年3月31日までで、再度、申し込めば更新も可能。料金は月額1万円(無線LAN費用、水道光熱費など含む)。

 これまでの入居人数は延べ200人を超える。ジャンルは絵、映像、写真、ダンス、服飾、落語などで、退去後も別府を拠点に活動を続ける人もいる。2019年度の利用者は8人。出身地は東京都、神奈川県、岐阜県2人、大阪府、兵庫県、福岡県、大分県。

 2018年度入居組で、「絵描き」の安河内彩香さんは「ストレスなく気軽に引っ越して来られるのが魅力」、インスタレーションなどを手掛ける西松秀祐さんは「自分と向き合う制作スペースとしてぴったりの場所」と話す。昨年から利用している「ペインター」の山下紘加さんは「山があり、海があり、温泉がある。別府独自のカルチャーが面白い」として、市営の竹瓦温泉や神楽女湖に咲くハナショウブなどを題材とした作品を発表している。

 募集対象は、芸術家として活動をしている18歳以上(高校生以下不可)の個人(団体可)で、国籍は問わない。「清島アパートの可能性を開拓できる」「地域住民との関わりを大切にできる」「秋の芸術祭で展示公開する」などの条件がある。入居希望者は規定の応募用紙に記入し、過去の作品を添えて2月17日までに郵送する。

 同NPOではアパートの図面情報などを開示しているほか、事前見学も受け付けている。「アーティスト活動を支えるほか、移住支援の側面も併せ持っている。納得して利用してもらいたいので、まずは気軽に問い合わせてほしい」としている。

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