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別府市が独自温泉マークで「適切な人との距離」呼び掛け 温かいメッセージも募集

「ソーシャル・ディスタンシング」を呼び掛ける堀さん(左)と後藤さん

「ソーシャル・ディスタンシング」を呼び掛ける堀さん(左)と後藤さん

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 別府市の外郭団体「別府市産業連携・協働プラットホームB-biz LINK(ビービズ・リンク)」(TEL 0977-76-5205)は現在、「ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)」の推進を図るプロジェクト「& FLOW(アンド・フロー)」を展開している。温泉マークを使った独自ロゴマークを制作して新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼び掛けるほか、大切な人たちに送るメッセージも募集している。

「41.5度」の「湯気メッセージ」

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 別府市ではコロナ感染者は4月3日以降確認されていないが、多くの旅館やホテル、観光施設は今なお営業を自粛。観光客数は3月時点で前年比6割減にまで落ち込んでいる。プロジェクトはそうした観光地が「今、できること」として企画。ビービズ・リンク観光マーケティングチームの堀景さん(47)は「また笑顔で会う日のためには、今は感染者を出さないことが重要」と話す。
 プロジェクト名の「&」は「つなぐ」の意味で、「FLOW」の湧き出るという意味に温泉を重ね「離れていてもあったかい」というメッセージを込めた。ロゴマークは3本の湯気を「人」に見立て、離して配置することで「ソーシャル・ディスタンシング」を表した。ロゴマークを使ったポスターを作り、銀行や飲食店などに掲示して市民に適切な距離を取るよう呼び掛ける。

 特設のウェブサイトでは、大切な人へ「あふれる思い」を送るメッセージを募集。文字数は温泉の適温「41.5度」にちなんだ41.5文字以内。投稿メッセージは画面上で湯気が立ち上るようなアニメーションで表示する。メッセージをツイッターでシェアした1000人(抽選)に別府温泉の入浴剤を進呈。英語による投稿もできる。同チームの後藤寛和さん(38)は「オンライン上の温泉として癒やしの場なれば」と話す。

 ウェブサイトは全国の温泉地が参加できる作りとなっており、壁紙を送ることでそれぞれの「ご当地ページ」を作ることができる。堀さんは「関係者はもちろん、自分のまちの温泉を愛する個人でもよいので気軽に連絡してほしい。プロジェクトに賛同してくれる温泉地が広がっていけば」と期待する。

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