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別府・鉄輪温泉にチャレンジショップ 湯治場活性と創業創作の拠点に

「スクランブルベップ」を運営する坂井さん(左)と菅野さん

「スクランブルベップ」を運営する坂井さん(左)と菅野さん

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 店舗やイベントスペースとして活用できる「スクランブルベップ」(別府市井田4組、TEL090-3287-5380)が6月4日、別府市の鉄輪温泉にオープンした。「湯治場」から創業やステップアップを目指すチャレンジャーを地域でサポートする。

「スクランブルベップ」の概要

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 湯治宿「ひろみや」を営む坂井美保(53)さんと、大阪から鉄輪へ移住し「湯治女子」として活動する菅野静さん(41)が運営。衰退しつつある湯治文化を背景に、新しい手法で鉄輪に元気を取り戻そうと企画した。

 「ひろみや」の空きスペースをチャレンジショップとして改装。店舗、ギャラリー、ワークショップなどに活用してもらう。「さまざまな人の交差点に」「ヒト、モノ、コトをごちゃ混ぜにして自由な新しい価値が生まれる場所に」との思いを形にした。

 店舗面積は約10平方メートル。白を基調とした空間で、道路側はガラス張りとなっている。Wi-Fi、プロジェクター完備。バックヤードキッチンや温泉の蒸気で調理する「蒸し釜(地獄蒸し)」も使用できる(有料)。賃料は1カ月5万円で更新も可能。

 「ひろみや」はインフォメーションセンターとしての機能を併せ持ち、地域住民と観光客の交流拠点となっている。坂井さんは「若い人たちの力を借りて、鉄輪をもっと盛り上げていきたい」と話す。大手広告代理店で15年勤務した経験を持つ菅野さんは「鉄輪でチャレンジしたい人を全力で応援したい」と意気込む。

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