大分・臼杵市の国宝臼杵石仏(臼杵市深田)のハス畑でピンク色の花が見頃を迎えている。梅雨間に凜(りん)とした花姿を見せ、訪れた人の目を楽しませている。
2000(平成12)年に植栽が始まったハス畑は、現在、約4400平方メートルまでに拡大。畑の中には板張りの遊歩道や休憩所が整備され、来場者は5種類約1万本の花を観賞できる。
ハスは主に午前中に開花する。10日は雨が小康状態となったこともあり、早朝から写真愛好家らが姿を見せた。6時に起きて大分市から足を運んだという50代女性は「雨が降っていなかったので思い切って来てみた。美しい色と力強い姿に元気をもらった」と笑顔で話した。
入場無料。無料駐車場あり。7月5日から予定していた「石仏の里 蓮(はす)まつり」と「蓮まつり デジタルフォトコンテスト」は中止となっている。