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大分市の「伝統芸能伝承師」 柞原太鼓、深山流伊与床神楽、鶴崎踊の5人を初認定

認定を受けた大分市伝統芸能伝承師(左から首藤さん、吉田さん、房崎さん、三浦教育長、加藤さん、三代さん)

認定を受けた大分市伝統芸能伝承師(左から首藤さん、吉田さん、房崎さん、三浦教育長、加藤さん、三代さん)

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 大分市の無形民俗文化財に指定された神楽や踊りの技能を守る指導者を「伝統芸能伝承師」として認定する初の式典が1月27日、アートプラザ(大分市荷揚町3)であり、柞原太鼓保存会の加藤勝幸顧問(82)ら5人が認定書と記念の盾を受け取った。

「伝統芸能伝承師」として5人が認定書と記念の盾を受け取った

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 指導者の功績をたたえ、次世代の育成や地域の活性化を図る目的で市教委が2019(平成31)年に制度化。各保存団体からの推薦と選考を経て、2020年11年19日付で初めて3団体5人を認定した。

 柞原太鼓の活動年数が74年に及ぶ加藤さんが第1号。深山流伊与床五柱神社神楽社からは房崎一男さん(85)、楽長の吉田武勝さん(75)、首藤孝信さん(70)の3人、鶴崎おどり保存会副会長の三代治人さん(71)が認定を受けた。

 第1回認定式には関係者ら約20人が出席。受賞者が三浦享二教育長から賞状と記念の盾を受け取った。

 式典を終え、加藤さんは「とにかく光栄。自分の腕が上がり続ける限り、子どもたちに太鼓の魅力を伝えていきたい」と笑顔。吉田さんは「身が引き締まる思い。今後も地域のために頑張りたい」、三代さんは「およそ460年続いている鶴崎踊を、もっと一般の人に広めていきたい」と喜びや意気込みを語った。

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