別府市の市民文化祭「ベップ・アート・マンス 2021」が11月20日から来年1月23日まで、市内各所やオンラインで開かれる。主催する「混浴温泉世界実行委員会」(別府市野口元町2、TEL 0977-22-3560)は、プログラムを実施する参加者、団体を募集している。
個人や小規模団体が街中に点在する会場を使い、それぞれの取り組みを披露するイベント。2010(平成22)年から毎年開いており、今年で12回目。昨年は87組がワークショップ、作品展示など107プログラムを発表した。コロナ対策として、初のオンライン企画も取り入れた。
「作品や表現活動をたくさんの人に見てほしい」「アートを通して人とつながりたい」「アートで別府を盛り上げたい」といった思いをがあれば参加できる。カテゴリーは「鑑賞・展覧会」「ダンス・パフォーマンス」「音楽・映画」「トーク・シンポジウム」「参加・体験」など。SNSツール、動画投稿サイト、ビデオ会議システムを使ったオンライン企画も可能。専用フォームなどから申し込む。締め切りは7月15日。
実行委員会(事務局=NPO法人BEPPU PROJECT)によると、昨年のオンライン企画数は34。ダンス、本の出版記念トーク、音楽ライブ、書道体験ワークショップなどのプログラムがあった。茨城県や北ウェールズなど市外からの配信もあり、累計視聴数は2万2000件を超えたという。担当のピングルトン厚江さんは「手探りの部分もあったが、オンラインならではの特性を生かしたプログラムも多かった。今年もどんな企画が出てくるか楽しみ」と期待する。
実行委員会ではプログラムについての相談会を7月11日10時~15時、JR別府駅にある「えきマチ1丁目別府」で開く。ピングルトンさんは「別府に思いを寄せる人であれば誰でも参加できる。検討している人や迷っている人は気軽に利用してほしい」と呼び掛ける。