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別府市亀川の歴史たどるアーカイブ展 地域新聞資料13点をパネルに

別府市亀川の歴史をたどるアーカイブ展

別府市亀川の歴史をたどるアーカイブ展

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 別府市の亀川の歴史をたどるアーカイブ展「1200年の時を刻む、亀の記憶と軌跡展~13の記憶と街の可能性~」が旧小畑時計店(別府市亀川東町)で開かれている。交通の要所として発展した町の姿をつづった地域新聞の記事を、写真パネルにして紹介している。

亀川海軍病院の写真パネルなど13点を展示

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 別府ゆかりの有志が「これからのまちづくり」をテーマに企画。園田亮さん(DIVE GOOD代表)がプロジェクトリーダーを務め、円城寺健悠さん(別府大3年)が資料の選出と説明文作成、紺野ひいろさん(立命館アジア太平洋大4年)が展示デザインを担当した。

 地域の老舗文具店「堀文」が、隣接する時計店を改修して整備したチャレンジスペースを利用。「今日新聞」の元記者・小野弘さんが同紙で連載していた「亀川ものがたり」の中から13のエピソードを抜粋し、記事で使用した写真をパネルにして説明書きを添えて展示した。

 およそ1200年前に朝廷に献上された白い亀の逸話に始まり、北浜、鉄輪温泉、日出町を結ぶ交通の要所とし商業的に発展し、「まち」として形作られていった歴史を紹介。明治35年時の「亀川及び浜田全景」の絵図、大正時代の亀川海軍病院(現・国立病院機構別府医療センター)、昭和30年代の映画のチラシといったパネルのほか、記事のコピーも掲示している。

 「亀川が培ってきた歴史から、未来につながるヒントや可能性を感じ取ってもらえれば」と園田さん。「次世代の町づくりのきっかけになればとうれしい」と話す。

 開催日は7月22~24日、31日。時間は10時~17時。観賞無料。会場ではコーヒーとスコーンも販売している。堀文の駐車場の利用可。

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