焼き肉用肉の冷凍自動販売機が2月26日、大分市の人材派遣会社「ジョイントビズおおいた」(牧2、TEL 097-535-7332)の事務所前に設置された。新型コロナ禍に遭う地域の精肉店を応援する取り組みで、少人数での花見やキャンプなどに合わせたセットなどを用意している。
同社を営む田村将治さんのアイデア。地域仲間という九州食肉学問所(中鶴崎1)の、肉やコンロを含んだバーベキューセット一式を宅配するサービスにキャンセルが相次いだことから独自で支援を決めた。
同社では昨年12月に九州第1号となるラーメン専用の冷凍自動販売機を導入しており、そのノウハウを生かす形で設置。販売商品は「少人数」をコンセプトに、1~3人前の手頃なセットなどに絞り込んだ。
第1陣は8種類。「スタンダード焼肉セット」は米国産牛120グラム、チリ産豚バラ100グラム、米国産ホルモン100グラムに専用たれが付く(1,800円)。「博多もつ鍋ちゃんぽんセット」はホルモン、スープ、麺(2食)入り(1,600円)。このほか、牛肉のタンやハラミにホルモン、豚肉のハラミ、ラム肉、馬肉のユッケなどの単品もそろえている(600円~1,800円)。
「大分のまん延防止等重点措置が解除されたとはいえ、大人数では集まりにくいと考えている人もいると思う」と田村さん。「家や屋外、それぞれのシーンで、家族や友達などの少人数で利用してもらえれば」と話す。