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別府市の学生制作ラジオ番組を「瓦版」に 配信内容などをポスターにして配布

学生たちが取材先などに配布(別府市役所提供)

学生たちが取材先などに配布(別府市役所提供)

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 別府市内の大学に通う学生9人が手掛けた地域情報を伝えるラジオ番組のタブロイド紙「かわら版 聴き湯!」が完成した。配信内容のダイジェストなどをB2判1枚に集約した内容で、3月4日から関係者や希望者に無料で配布している。

共同温泉などにも配布

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 別府市と大手セレクトショップ「BEAMS(ビームス)」による学生対象の編集ワークショップ「BEPPU* Local Paragraphs(ベップ ローカル パラグラフ)2021」の一環。別府大学の3人と立命館アジア太平洋大学(APU)の6人が、プロ編集者の川田洋平さん、桜井祐さん、瀬下翔太さんの指導を受け、ラジオ番組「聴き湯!-浴場的文化混淆トークラジオ-」の制作と情報紙発行に取り組んできた。

 ラジオ番組は、昨年8月から取材、番組作りなどについて学んだ上で、11月20日から1月15日までの毎週土曜にインターネットメディアのポッドキャストで配信した(全10回)。「かわら版」の制作は12月12日に着手。ラジオ企画の概要や番組完成までのスケジュール、配信各回のダイジェスト、編集者のアドバイスなどを詰め込んだ。

 「多くの人の目に触れるように」とポスターとしても張れるサイズを採用。白地に青やピンクなど目に付きやすい色を使った。3月4日、5日は学生がJR別府駅や鉄輪地区、別府大学周辺などを周り、取材先や公民館や共同温泉などに約400部を配布した。

 半年間の取り組みを終え、大野神奈さん(別府大2年)は「20年住んできた別府なのに新しい発見ばかり」とコメント。丸山倫果さん(APU2年)は「温泉と同じぐらい熱いハートを持つ人たちと出会い、情熱を持った人になることが目標になった」と話す。

 「かわら版 聴き湯!」は5000部作製。別府市役所(秘書広報課)、ビームス大分(アミュプラザおおいた)、別府大学、立命館アジア太平洋大学(APU)などで配布している。「聴き湯!-浴場的文化混淆トークラジオ-」は現在も聴くことができる。

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