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大分市の立松食育研究所が精進料理の無料試食会 平和と和の心詰まった7品を一膳に

作精進料理を手に参加を呼びかける立松さん

作精進料理を手に参加を呼びかける立松さん

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 大分市の立松食育研究所(王子西町、TEL 090-3072-8097)が3月26日・27日、平和と和の精神を題材に創作した精進料理の無料試食会を開く。

精進料理7品を一膳にして提供

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 同研究所所長の立松洋子さんは別府大短期大学部食物栄養学科前教授。現在は調理師専門学校の講師を務め、自宅で料理研究会を開いているほか、ユーチューバーとしても活動している。

 試食会は立松さんがウクライナ情勢を憂い、聖徳太子の「和をもって貴しとなす」という言葉を引き合いに、「議論して協調することが大切。平和を願う心を共有できれば」と企画した。

 立松さんは、古代から続く和の精神を精進料理に落とし込み、30以上のレシピを考案。竹田市で栽培している紫草、大分市産のヒジキ、豊後大野市で採れたサツマイモなどの県産食材を使い、14品を料理として完成させた。

 試食会は同研究所(通称・ホワイトハウス)のキッチンスタジオで開く。くるみご飯、ごまのみそ汁、高野豆腐の野菜巻き、ゆずみそ蒸し豆腐、ニンジンと豆腐で作る紅葉揚げと紫葉の天ぷら、サツマイモとこんにゃくの白あえなど7品を一膳にして振る舞う。

 スタジオ内には、没後1400年という聖徳太子のエピソード、太子蔵を安置している金剛宝戒寺(大分市)や龍原寺(臼杵市)について、精進料理のレシピなどの情報をポスター化して掲示する。

 試食会は無料で誰でも参加可能。立松さんは「親子で、家族で、友達同士で気軽に申し込んでほしい。精進料理や健康に目を向けてもらう機会になれば」と話す。

 開催時間は26日=10時~16時、27日=10時~13時。要電話予約。両日とも1時間入れ替え制で、各枠上限4人分を用意する。枠があれば当日参加も可能。参加駐車場あり。

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