大分市の田北調理師専門学校(大分市府内町2、TEL 097-532-2803)で5月18日、犬や猫用レシピの発表会があった。
災害等でドッグフードやキャットフードが手に入らなくなった際、用意できる材料で犬・猫用の食事を作る目的で同校が企画した。
調理科の10人が昨年夏からの授業で犬と猫の生態、不適食材、味付け、食事量などを学び、オリジナルレシピ8品を考案した。
調理では、カリウムの多い野菜を蒸してから冷水に漬けてアク抜きした「ササミと野菜のゼリー寄せ」、食材の数を減らし調理も容易で作り置きできる「豚肉とサツマイモのトマトスープ」などを完成させた。
調理後、犬1匹と猫2匹による「試食」も実施。ボーダーコリー犬の「リンリン」は目の前に並べられた「鶏肉ミートローフ」をペロリと平らげた。ミンチ肉、レバー、ご飯などをこねて棒状にし、蒸してから焼き上げたもので、レシピを考えた金子樹さん(2年)は「タンパク質、ミネラル、鉄分など、栄養のバランスを考えた。サツマイモの甘味が特徴で、自分で食べてもおいしかった」と笑顔で話していた。
レシピと料理写真を掲載した資料は同校で無料配布する。希望者は要電話連絡。