日出町の城内氏邸跡(日出町豊岡)のヤマザクラ「魚見桜(うおみざくら)」が見頃を迎えている。
別府湾を見下ろす高台の庄屋屋敷跡に樹齢約400年という親木を含めた古木3本が並ぶ。ソメイヨシノなどよりも開花が早く、彼岸の頃に咲くことから「春来の目安」とされてきた。別府の海を漁場とする漁師が桜の咲き具合で時期や漁法を決めていたとされる。
3月15日は午前中からひっきりなしに観賞者が来訪。青空と菜の花をバックに堂々とした花姿をスマホに収めていた。同町の樹木医・村松幸成さんによると、「きょう(3月15日)の時点で七、八分咲き。16日には満開を迎えそう」。
17日10時から「2024魚見桜まつり」を開く。踊りや神楽などのステージイベントや餅まきを行う。